2016年7月5日火曜日

炭鉱の歴史と産炭地域の活性化


講座内容

 1879年に開拓使のプロジェクトとして官営幌内炭鉱(三笠市)が開かれ、石炭運搬のために日本で三番目の幌内鉄道が小樽まで敷かれました。この鉄道の開通は札幌が発展する契機となり、空知での炭鉱開発は北海道の内陸開発の先駆けとなりました。
 日本や北海道の経済発展を支えた石炭産業は、1960年代のエネルギー革命によって一気に衰退し、人口減少・高齢化という日本の未来を象徴するような過酷な状況になりました。その中で、かつては「負の遺産」とされてきた炭鉱遺産を手がかりに、地域活性化の動きが生まれています。炭鉱の歴史を学び、その教訓から地域の未来を想像してみませんか?



  第1講 9月 7日(水) 黒ダイヤ(石炭)と北海道の歴史 ~開発を主導した「炭鉄港」~
  第2講 9月14日(水) 炭鉱(ヤマ)」の生産と生活文化 ~炭鉱を中心とした地域共同体~
  第3講 9月21日(水) 誇りの回復とまちづくりの道 ~「すでにおきた未来」への挑戦~
  第4講 9月28日(水) 国内外の取り組み事例 ~「炭鉱」は世界の共通語~


毎週水曜日 18:45~20:45

講師:札幌国際大学観光学部 教授 吉岡 宏高



終講しました